妊娠中の恥骨の痛み
今日は、妊娠中の恥骨の痛みについてお話しします。
妊娠中の女性は、恥骨痛や膣の痛み、そして骨盤内の不快感などに悩まされることがあります。
これらの症状は、後脛骨筋(ふくらはぎの筋肉)や大内転筋(太もも内側の筋肉)、腸腰筋(お腹の奥の筋肉)などの筋肉のコリや、それらの筋肉が相互に影響し合って痛みのキッカケとなることが多いです。
特に、大内転筋のコリは恥骨痛・陰部痛を引き起こすことがあります。
この症状は、妊娠中に腹部が膨らむことによって、骨盤の位置が変わり、大内転筋が緊張しやすくなることが原因です。
また、妊娠中には足のむくみや冷えも起こりやすく、これらの症状がふくらはぎの筋肉の緊張や血行不良に影響を与え、筋膜の繋がりのある太ももの内側の大内転筋に過緊張を与えます。