成長期に注意したいスポーツ
成長期に注意したいスポーツについてお話しします。
側弯症の患者は左右の筋力のバランスが異なるため、
片側しか使わないスポーツは、左右のバランスを崩して側弯症を進行させる
原因となる可能性があります。
側弯症の子供には、次のようなスポーツが勧められません。
テニス、卓球、野球、バレーボール、バドミントン、 ゴルフなど
また、重いものを持つスポーツや飛び跳ねるスポーツも側弯症には適していません。
側弯症の原因は明確には分かっていませんが、遺伝的要因が考えられています。
家族歴のある方が発症している場合や、一卵性双生児の同胞に側弯症がある場合は、
側弯症を発症する可能性が高くなります。
側弯症の進行を予防するには、普段の姿勢を気をつけることが大切です。
寝る前にストレッチをしたり、寝ている時の姿勢を側弯のカーブに合わせて
矯正姿勢を取ったりするとよいでしょう。
側弯症のすべてが高度の変形に進行するわけではなく、
多くの場合は軽度のままで成長が終了します。
軽度の側弯症は将来的に何の障害も残すことはありません。