先天性股関節脱臼について
本日は、先天性股関節脱臼についてお話しします。
先天性股関節脱臼(せんてんせいこかんせつだっきゅう)とは、
赤ちゃんが生まれたときに股関節が正常な位置にない状態を指します。
具体的には、股関節の大腿骨(も骨)の先端が、股関節の受け皿である寛骨(かんこつ)から
外れてしまうことです。
この状態は、骨や関節の発育が正常に行われていないために起こります。
原因は様々ですが、遺伝や妊娠中の姿勢、赤ちゃんが生まれるときの過程などが
影響することがあります。
先天性股関節脱臼(せんてんせいこかんせつだっきゅう)の既往がある大人の方は、
次のような症状が現れる可能性があります。
・股関節の痛み
・下肢短縮による正常な歩行の困難
・股関節を上手に操れないため、膝下で一生懸命歩く
・初発痛が股関節から遠く離れた末端で生じる
先天性股関節脱臼は幼児期にきちんと治療を行えば完治しますが、
治療が不完全だったり、気づくのが遅れて無治療だったりすると、
大人になってから「変形性股関節症」を引き起こしやすくなります。
変形性股関節症は、初期は歩き始めるときに脚の付け根が痛くなり、時間とともに和らぎます。
進行するにつれて痛みが強くなり、寝ている時も痛みが消えないようになるのが特徴です。
治療は薬物療法や運動療法が中心になりますが、改善が見られず重症化する場合は、
年齢やライフスタイルを考慮したうえで手術が行われます。
当院は、股関節痛専門整骨院です。
施術などのご相談は、当院へ
http://balanceup-lab.sub.jp/股関節の痛み-変形性股関節症02/