五十肩の対策と改善方法
五十肩(肩関節周囲炎)は、肩関節の周りに痛みと可動域制限が生じる症状です。
原因は不明なことが多いですが、肩関節の筋肉や腱の老化や負担が関係しているとされています。
今日は、五十肩の対策と改善方法をお話しします。
1.適度なストレッチと運動
肩のストレッチ: 肩の筋肉をゆっくりと伸ばすストレッチは、痛みを和らげるだけでなく、可動域を広げる効果もあります。
壁に手をついて行う「壁歩きストレッチ」や、軽い腕回しが効果的です。
肩甲骨の運動: 肩甲骨周りの筋肉を動かすことで肩関節の負担が軽減されます。
肩甲骨を前後に動かしたり、上下にすぼめたりする簡単な動きから始めてみましょう。
2. アイシングと温熱療法
アイシング: 痛みが強い場合は、患部を冷やして炎症を抑えます。
1日数回、各15分ほど行うと効果的です。
温熱療法: 痛みが軽減している場合や、慢性的な痛みがある場合には、肩を温めて血行を良くすると筋肉がほぐれやすくなります。
温湿布やお風呂での温浴が効果的です。
3. 姿勢の改善
日常的に姿勢が悪いと肩に余計な負担がかかり、痛みが増すことがあります。
肩が前に出たり、背中が丸まったりしないよう、姿勢を意識してみましょう。
4. 痛みを悪化させない工夫
五十肩は無理に動かすと逆に悪化することもあります。
特に痛みが強い時期は、痛みが出る動作や重いものを持つことを避け、肩に負担をかけないようにしましょう。