セルライトとその原因
女性が気になるセルライト。
でも、セルライトって何なの?
今日は、セルライトとその原因についてお話しします。。
セルライトとは、皮膚の下にある脂肪細胞が固まって肌表面がでこぼことした状態になることです。
なお、セルライトという言葉は美容業界から発信されて広まった言葉で、医学用語ではありません。
でこぼことした皮膚の変化がオレンジの皮に似ていることから、英語ではオレンジピールスキンとも呼ばれています。
脂肪とは、脂肪細胞という細胞が集まったものです。脂肪細胞は、血液中の脂質や糖を取り込み、体のエネルギーとして蓄える役割があります。
血行不良や肥満などによって脂肪細胞が大きくなると、血管やリンパ管を圧迫して老廃物や水分が排出されにくくなります。
また、代謝が悪い状態が続くと脂肪が蓄積して脂肪の状態が悪くなり、皮膚にでこぼことした変化がみられるようになります。
原因
セルライトができる原因はまだはっきりと分かっていませんが、血行不良、代謝の低下、ホルモンバランスの乱れなどが指摘されています。
血行不良や代謝の低下は、運動不足、冷え、睡眠不足、加齢などが関与しているといわれています。
美容業界では、セルライトは大きくなった脂肪細胞の構造が変化して形成されると考えられています。血液やリンパの流れが悪くなったり代謝が低下して脂肪の燃焼力が低下したりすると、脂肪細胞が分解されにくくなり、線維化して固くなっていき皮膚のでこぼことしてセルライトが現れるといわれています。
一方で、医学的にはセルライトは特別な脂肪ではなく、通常の脂肪と同様のものと捉えられています。