産前産後の女性ホルモンの変化
産前産後の女性ホルモンの変化をお話しします。
妊娠中はエストロゲンやプロゲステロンなどの女性ホルモンが増加する。
胎盤ができるとともに量が増え、出産時には普段の月経期の約100倍の数値になります。
出産後は胎盤が排出されると、女性ホルモンの分泌量が急激に減少します。
産後1週間後にはほぼ0に近い値まで下がってしまいます。
産後は、プロゲステロンに抑えられていたプロラクチンの働きが活性化し、母乳が出始めます。
この急激な変化が、産後のイライラや不安感、疲労感といった
様々な症状を引き起こす原因の一つと考えられています。
また、ホルモンバランスの変化は自律神経のバランスを乱し、
めまい・立ちくらみ、頭痛・肩こり、だるさなどの症状を起こしやすくなります。
産後の気持ちの揺れが激しくなることを「マタニティーブルーズ」といいます。
ほとんどの場合は、10日~2週間で自然に治まりますが、産後うつは長引いたり、
症状が深刻になるこころの病気です。早めに治療すれば改善も早くなります。
当院では、産前産後のケアを行っています。
産後の骨盤矯正も是非ご相談ください。